先に解決法を知りたい場合はこちらよりご覧ください。
npm install が急に使えなくなった。しかも、よくわからないエラーが出る。
このようにnpm install が突然使えなくなる問題の原因を紹介します。
node.jsを使って作業している最中は、npm install が使えないと作業が一切進まなくなってしまうことがあるでしょう。
実際に僕もこの奇妙な状況に陥りました。僕の場合、この問題を解決するために1日使ってしまったためお気持ちお察しします。
表示されたエラー
npm install ができなくなった時に出ていたエラーがこちらです。
npm ERR! code ERR_INVALID_URL
npm ERR! Invalid URL
npm ERR! A complete log of this run can be found in:
npm ERR! C:\Users\konsu\AppData\Local\npm-cache\_logs\2022-09-14T10_11_21_903Z-debug-0.log
npm install が急にできなくなる原因
様々な原因が考えられますが、僕の場合は npm のプロキシサーバーと呼ばれるものを不正に設定していたことが原因でした。
原因がプロキシサーバーなのかどうか、確認する方法があります。
コマンドプロンプトで次のコマンドを次のコマンドを実行してみてください。
npm -g config list
色々表示されると思います。その中に「proxy = “http://~~~~~~”」に似た表示はありませんか?
この表示がある場合、npmのパッケージを取得する時に、プロキシサーバーを経由させる設定になっているようです。
プロキシサーバーが設定される直接的な原因は、以前次のようなコマンドを実行したためだと考えられます。
- npm -g config set proxy http://proxyserver:8080
- npm -g config set https-proxy http://proxyserver:8080
- npm -g config set registry http://registry.npmjs.org/
プロジェクト単位で問題が起こる場合
もしも、ある特定のプロジェクトの中だけで npm istall が使えなくないということであれば、
npm config list
というコマンドを実行してみてください。同じように「proxy = “http://~~~~~~”」という表示があるかもしれません。
【解決策】npm install をもう一度使えるようにする方法
原因がプロキシサーバーだった場合、次のコマンドたちを実行すると、npm install がもう一度使えるようになります。
npm -g config delete proxy
npm -g config delete https-proxy
npm -g config delete registry
npm -g config rm proxy
npm -g config rm https-proxy
npm -g config rm registry
次のコマンドで、プロキシサーバーが設定されていないことを確認できます。
npm -g config list
「proxy = “http://~~~~~~”」という表示が消えていれば、プロキシサーバーの設定が解除されています。
プロジェクト単位で問題が起きていた場合は、上のコマンドの-gというオプションをなくして実行すれば大丈夫です。
コマンドが使えなくなる問題
コマンドとは恐ろしいものです。
ついさっきまで使えたコマンドが、5分後には使えなくなっているということがあるんですね。思ってもいませんでした。
コマンドはそれぞれが関係し合っていて、他のコマンドの影響を受ける可能性があることがあります。このことを意識するきっかけになった出来事です。
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