映像制作したいけど、一緒に撮る人がいない…。
一人である程度クオリティが高い映像作れないかなー。
こんな悩みを抱える方に向けてお答えします。
一人でもある程度の映像が作れます。
一人で映像を作る手段
それはゲームエンジンを使うことです。
先ほどある程度の映像が作れると言ったいいました。
どれくらいなのか疑問に思おうと思うので、僕が作ってみた映像を例に出しておきます。
そこまでクオリティは高くないですが、ゲームエンジンを使うと最低でもこれくらいの映像が作れます。
ゲームエンジンで映像制作する利点は次の5つです。
- 自分以外に人が不要
- 撮影場所の確保が不要
- 高いカメラが不要
- 映像で表現できる幅が広い
- 人目が気にならない
それでは順番に解説します。
1. 自分以外に人がいらない
映像を作るときに課題の1つが”人”ですよね。
基本的には撮る対象がいないと映像は撮れません。
- 役者さんを用意する費用をかけれない
- 一緒に映像を撮る人がいない
学生の方だったりすると結構それが問題なんですよね。
かといって自分が役者になるというのも無理があります。
自分で自分を撮った素晴らしい映像も世の中にはありますが、結構難易度が高めなのが正直なところ。撮影技術がないと、この映像は”自主制作じゃない”と思わせるのはとてもむずかしいです。
ゲームエンジンで映像を作ろうとすると、撮る対象を現実で用意する必要がありません。
用意するのは人の3Dモデルです。
3Dモデルは無料でダウンロードできるものもたくさんあるので、お金を心配する必要もないです。
1つ例を挙げると、MetaHumanという3Dモデルがあります。
UnrealEngineというゲームエンジンだとこれが無料で使えます。
これがタダってすばらしいです。
2. 高いカメラがいらない
ゲームエンジンは、現実のカメラになかなか引けを取りません。
ボケのある映像も簡単に撮れますし、解像度で言えば8Kの映像だって撮れます。
現実で映像を撮ることを考えてみてください。
もちろんスマホや手頃なカメラでも映像を撮れます。
ただ、ボケや画質というところを気にし出すと少し高いカメラが必要になると思いませんか?
ゲームエンジンを使えばこの問題点を解決できます。
カメラにつけるジンバルやスタビライザーが必要でないという点もGOOD。
「ここからここに動かす」と決めれば簡単に滑らかな映像が撮れます。
3. 撮影場所の確保が不要
個人で撮影する場合、スタジオなんてなかなか借りれませんよね。
でも自宅では撮れる映像に限界があります。
そこで迫力のあるセットを使いたいという気持ちがあると思います。
こちらも人と同様で3Dモデルで解決できます。
しかも、かなりのクオリティなものが無料で使えます。
例えば次の1枚。
このセットはQuixel社が提供するMegascansというライブラリに入っている3Dモデルで作られています。
特定のゲームエンジンだけですが、このクオリティのものが無料で提供されています。
映像の質も上がっちゃうこと間違いなしです。
4. 映像で表現できる幅が広い
現実では表現できないことも表現できます。
いわゆるCGです。
例えば、次のようなこと。
- 岩を爆発
- 人を飛ばす
- 家の中を水で浸す
- 動物を自由に動かす
CGを使いまくればいいというわけではないですが、CGで映像のクオリティが上がるのは確かです。
5. 人目が気にならない
撮影において結構これって気になりませんか?
“映像作りたいけど人目があるところで撮影するのかなり恥ずかしい問題”
僕は結構気になる方です。
映像撮影に慣れている人はいいですが、よし映像頑張りたいと思い始めた人にとっては特に気になることだと思います。
ゲームエンジンだと撮影はパソコンの中ですから、人目は気になりません。
映像制作におすすめのゲームエンジン
映像を撮れるゲームエンジン(3DCGソフトを含む)には、次のようなものあります。
この中でも僕個人のおすすめはUnrealEngine。
先ほどから紹介している、MetaHumanやMegascansの3DモデルはUnrealEngineだと無料で使えます。
また、これら3つは得意なことが違います。
どれも基本無料でダウンロードできるので、全部試してみるといいかもしれません。
個人的な感想ですが、それぞれ次のような特徴があります。参考になれば嬉しいです。
Unity ▶︎ 技術的なことに関する日本語の情報が非常に多い
Unreal Engine ▶︎ 実写に見えるほど綺麗、複数のカメラを使った撮影がしやすい
Blender ▶︎ ソフト内で3Dモデルを作りながら撮影できる
※前提としてどのゲームエンジンも十分すぎるほど綺麗な映像が撮れます。
現場で撮る映像には勝てないこともある
やはりCGでは表現しきれないこともあります。人の動きも全て再現できるわけではありせん。
たとえば、人がご飯を食べるというようなシーンを撮るのは今の所難しいです。また、カメラを滑らかに動かせる故に、手ブレのある映像を撮るのが逆に難しいです。
→わざと手ブレをつくる方法がありました。やり方が公式ページで説明されています。
ただ、CGが実写に対して完全に劣るということではありません。
ゲームエンジンの方が得意なこともあれば、現場で撮る方がいいこともあると考えるといいかもしれませんね。
1つ言えることは、「一人で映像作りたい」という気持ちが少しでもあったら、試してみるっきゃないということです(^^)
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