こんにちは、コンスキです。
今回は、ラスター画像とベクター画像の違いを説明します。
違い
以上のことからラスター画像とベクター画像の違いを一言で言うのであれば、「拡大すると画質が落ちるか落ちないか」です。
もちろん、これ以外に細かい違いがたくさんあるのですが、1番大きな違いはこの部分だと思います。
ラスター画像
ラスター画像とは小さなドットからできている画像のことです。
このドットは四角形の形をしています。
一見滑らかな線で描かれているようなラスター画像でも、徐々に拡大してみるとこんな感じ↓にドットで構成されていることがわかります。
「すまほで画像を拡大したら画質が荒くなった!」というような経験はありませんか?
そうなんです、お気づきかもしれませんが私たちが普段スマートフォンに入れている写真は、ほとんど全てが拡大するとドットが見えてくるラスター画像ということになります。
ベクター画像
一方でベクター画像はどうかというと、ドットが集まってできてはいません。
こちらではドットではなく、代わりにパスというものが設定されています。
パスによって輪郭が決められて、その中に色を塗ることで一つの図形が完成します。
拡大するたびにパスの中に色を塗り直すので、いくら拡大してもドットが見えてくることがありませ
ん。
それぞれの長所と短所
これだけだと、拡大しても画質が落ちないベクター画像のほうが勝ってると感じてしまうと思うため、ラスター画像とベクター画像の長所と短所をあげてみます。
まず、ラスター画像に関してです。
長所 | 短所 |
---|---|
きれいなグラデーションを表現できること | データサイズが比較的大きくなってしまうこと |
ラスター画像のその長所から、複雑な形にしたかったりグラデーションが使いたかったりする場合にはラスター画像で画像が作られることが多いです。
次は、ベクター画像に関してです。
長所 | 短所 |
---|---|
拡大しても画質が落ちないこと | 複雑な形を表現するのがむずかしいこと |
この長所から、様々な大きさのものを用意しなくては行けないロゴやアイコンなどはベクター画像で作られることが多いです。
さいごに
ラスター画像とベクター画像の違いはなんとなくわかりましたか?
画像編集ソフトにはラスター画像しか扱えないものとベクター画像しか扱えないものがあります。
そのためパソコンを使ってデザインをするときには、2種類の画像の特徴に応じて使う画像編集ソフトを変えてみましょう。
ちなみに、画像編集ソフトではありませんが、比較的親しみがあるパワーポイントは、ベクター画像を扱えるソフトです。
試しに、パワーポイントで作った図形を拡大してみてください。
大きさが変わるたびに線がカクカクがになってもすぐに滑らかな線になることを確認できるお思います。
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