【学科対策】地震に関係する重要事項

交通ルール
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「30年以内にマグニチュード8.0クラスの大地震が起こる確率は80%」

このような話はよく聞きますよね。

南海トラフ地震、そして、首都直下地震などの複数の地震が予想されていて、多くの地域と多くの人に関係がある話です。

学科試験によく出るという理由だけじゃなく、地震が頻発する日本に住んでいるということからも、自動車免許を取る際には、地震への対応策を知っておく必要があると思います。

そこで、学科対策と実際の対応策の両方をまとめてみます。

緊急地震速報の発表時

車の運転中に緊急地震速報が発表されたことを知ったら、非常点滅等をつけるなどして周囲の車に注意をうながします。

その後、徐々に速度を落とします。この際、焦って急ブレーキをしてしまうと、後方を走る車に追突されてしまったり、タイヤが横滑りしてしまったりして、地震以外の危険を生んでしまうため注意します。

地震に対する警戒宣言発令時

緊急地震速報はよく聞きますが、「警戒宣言」はあまり聞き慣れている言葉ではありませんよね。

警戒宣言とは、「2~3日以内(または数時間以内)にマグニチュード8程度の大地震(東海地震)が発生することが予想される」という警告であり、「大規模な地震の発生に備えて、安全の確保や準備を行ってください」という指示です。

https://www.city.okaya.lg.jp/material/files/group/10/8073.pdf

まず、警戒宣言が発令されると、緊急車両以外の車両の通行が禁止、または制限されます。

学科試験対策だけに関して言えば、地震に関する事項の中でもこの部分はかなり重要なポイントだと思います。

緊急車両以外の車両の通行禁止と制限に関する問題は頻繁に出てきます。

そして、東海地震で大規模な地震が生じる恐れがある地域を強化地域といい、運転中とそれ以外の時で、強化地域の人がとるべき行動が異なります。

運転中の時

地震の発生発生に備えるために速度を落としします。

カーラジオなどで地震情報や交通情報を聞き、その情報をもとに行動します。

車を置いて避難する際は、なるべく道路の外に移動するべきです。

しかし、やむを得ず道路上に車を置いて避難する場合は、次のことに注意します。

  • 道路の左側に駐車する
  • エンジンを止める
  • エンジンキーはつけたままか運転席など分かりやすい場所に置いておく
  • 窓を閉める
  • ドアとハンドルをロックしない

問題文中に「地震災害」というワードと「道路上に車を置いて」というワードが出てきたら、上の5つがしっかりされているかを確認します。

この5つを知っているかが問われる場合が多いです。

窓を閉めるのは、火災発生時に火炎を車内に入れないようにするためです。

また、エンジンキーをつけたままにしたり、ドアやハンドルをロックしなかったりする理由は、緊急車両などの妨害なってしまった場合に、車を移動できるようにするためです。

運転中以外の時

避難の時は、津波から避難するやむを得ない場合を除いて、車を使用しないようにします。

災害時の車の使用は道路の混雑を招きますし、混雑すると緊急車両の通行を妨害してしまいます。

問題中文に、「車で食料を届けに行った」などの車の使用をほのめかす内容が書かれていた場合、正誤問題の正解は「誤」であることが多いです。

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