自動車学校などで学科教習を受けると、「軌道敷」という言葉に出会いますよね。
「この言葉を聞いたのは、自動車学校に通い始めてから!」という人がほとんどではないでしょうか。
踏切と軌道敷の違いが分かりづらいと感じる人がいると思われていないのか、教本にすら踏切と軌道敷の違いについてははっきり書かれていないことが多いですよね。
そんな感じで馴染みがなかったり、教本にも詳しい説明が載ってなかったりと、踏切との区別がわからないままの人もいらっしゃると思います。
僕は踏切と軌道敷が同じものだとばっかり思っていました・・・
そこで、踏切と軌道敷の違いをはっきりさせたいと思います。
踏切と軌道敷の違い
踏切と軌道敷の違いを、一言で言うのは難しいです。
そのため、それぞれを別々に説明すると、
踏切 → 鉄道と道路が交差する場所
軌道敷 → 路面電車が通る道
となります。
踏切は鉄道と関わりが深い一方で軌道敷は路面電車と関わりが深い、という部分も重要です。
踏切とは
踏切の正体を明らかにしましょう。
踏切はこれ↓です。
「やっぱりこれか!」と思った方もいるのではないでしょうか。
踏切は聞き慣れているので、予想通りだったかもしれせん。
軌道敷とは
次は馴染みのない軌道敷の正体です。
実は、先ほどの写真に軌道敷も写っていました。
軌道敷とは、路面電車のレールを保護する部分のことをいいます。
レールの内側と、レールの外側0.61メートルの部分です。
鉄道と路面電車
鉄道と路面電車という2つのものが出てきました。
この2つの違いを知っていると踏切と軌道敷についての理解もさらに深まるかもしれません。
次の写真を見比べてみてください。
鉄道はホームで人が乗り降りし、自動車などとは違う場所を走ります。
一方で、路面電車は、路面電車乗り場や安全地帯と呼ばれる場所で人が乗り降りし、自動車などと同じ道路を走ります。
路面電車の踏切もありますが、路面電車は日本全国どこにでもあるわけではありません。
ということで踏切は鉄道とのつながりが強いです。
また、路面電車を鉄道に対応する言葉で言うと「軌道」になります。
「軌道」の下に「敷」いているから「軌道敷」なんですね。
このことから、軌道敷は路面電車とのつながりが強いです。
踏切と軌道敷、どっちがどっちかわからなくなったら、鉄道に関係しているか路面電車に関係しているかと言う視点からも考えてみるといいかもしれません。
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