駐車と停車の違い重要なのは「停止時間」より「なんのために停止するか」

交通ルール

駐車と停車の何が違うかと聞かれた時に「車を停止している時間」と答える方もいるかもしれません。

しかし、実際のところは時間よりも停止の目的の方が重要なんです。

もちろん一部だけ時間による違いもありますが、それよりも何のために停止するのかが重要です。

今回する違いは重要駐車と停車の違いは、日常生活ではそこまでではないため、これは主に自動車免許の筆記試験における解決の糸口だと思ってください。

駐車の意味

駐車とは、次のような車の停止のことをいいます。

継続的な停止

例えば客待ち、荷待ちのために車を停止させることなどは駐車に当たります。

この場合、客待ち、荷待ちにかかる時間の長さは関係ありません

例えば、友達と13時にドライブの待ち合わせをしていて、12時59分に待ち合わせ場所に車で着いたとします。

予定通り13時に友達が来て車を発進させました。

この場合、1分間しか車を停止させていませんが、

また、故障のための停止なども駐車に分類されます。

そして、5分をこえる荷物の積み下ろしのための停止になります。つまり、5分ちょうどは駐車じゃないですが、5分1秒は駐車です。

すぐに運転できない状態での停止

運転手が車から遠い場所にいるなどして、すぐに車を運転できない場合、これも駐車と呼ばれます。

例えば、エンジンを止めずにコンビニで何か買ってくるのも駐車です。

どんなに短い間でも、コンビニに入っている以上すぐに運転できない状態だからです。

停車の意味

停車とは、駐車にあたらない車の停止のことをいいます。

ということは駐車になるだけ覚えればいいということですね。

「分類がいきなり雑になったな」と思われるかもしれませんが、問題を解く時は案外この判断の仕方が役に立ちます。

「〜〜〜停止することは駐車(停車)である」のような問題文の終わり方であれば、問題になってくるのは駐車か停車の2つのうちどちらであるかということが多いです。

駐車と停車の違い以外に覚えることはたくさんあると思います。

それならば、2つとも覚えなくても片方の条件だけ覚えて、負担を軽くしましょう。

といっても、不安な方もいると思うので、次のような車の停止は停車であるということも載せておきます。

  • 人の乗り降りのための停止
  • 5分以内の荷物の積み下ろしのための停止
  • 運転者がすぐに運転できる状態での停止

人の乗り降りのための停止

例えば、バスの乗り降りを考えてみてください。この停止は駐車ではなく停車です。

ということは、合宿で50人近くがバスに乗車する場合も少し時間がかかりますが駐車として扱われます。

5分以内の荷物の積み下ろしのための停止

駐車の条件「5分をこえる荷物の積み下ろしのための停止」の反対です。

5分までであれば、停車と呼ばれます。

運転者がすぐに運転できる状態での停止

バイクに乗ったまま道端の人に道を尋ねる状況って考えられますよね。

あんまりないと思いますが・・・

このような停止は停車です。

最後に

駐車と停車の違いは、車を止める長さではなく車を止める目的の方が重要だということがわかったでしょうか?

日常生活では、駐車と停車の違いをそこまで厳密に考えなくてもいいと思います。

しかし、自動車免許の学科試験となってくると、駐車と停車の違いが大切になってきます。

「駐車と停車の問題でよく間違える・・・」

そんな時は、問題文における車が停止している目的の部分に一度焦点を当ててみるといいかもしれません。

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