自動車免許の筆記試験対策をしているとほぼ必ず出てくる道路に駐停車するときの位置に関する問題。
特に、二段階に入っている人は目にすることが多いのではないでしょうか?
駐停車の仕方はたくさんありすぎて困りますよね。
今回はその中でも、歩道の有無や路側帯の有無によって変わる駐停車位置をまとめました。
まずは3パターンを覚える
筆記試験の練習問題では、駐車位置が何パターンも出てきて困っているという方もいませんか?
いきなり細かく分けると覚えづらいです。
「①細かく分けて何も覚えられない」のと、「②全部をカバーできないけど主要な3パターンは覚えている」のでは②の方がいいと思います。
そこで、まずは回答の決め手となる3パターンを覚えて、さらに細かい条件などはあとから付随して覚えるといいかもしれません。
その3パターンは次になります。
- 歩道も路側帯もない道路 → 道路の左端に駐車
- 歩道がある道路 → 車道の左端に駐車
- 路側帯がある道路 → 車道の左端に駐車
初めから細かく分けると、非常に覚えづらいですがこの3パターンだけならひとまず覚えられると思います。
この3つの違いは歩道と路側帯の有無です。
それではこの先は、駐車方法の詳しい説明をしていきます。
それと同時に3パターンをさらに細かく分けていきます。
歩道も路側帯もない道路
歩道も路側帯もない道路の場合、道路の左端に沿って駐車します。
道路の脇に壁があったら、その壁と車との間にほとんど隙間を作らなくてもいいということですね(かといって実際駐車する際にはぶつからないようにしてください)。
歩道がある道路
歩道がある道路の場合、車道の左側に沿って駐車します。
先ほどとの違いがわかりますか?
歩道も路側帯もない道路では「道路」の左端に沿うのに対して、歩道がある道路では「車道」の左端に沿う部分に違いがあります。
つまりこんな感じになります。
車道外側線がある場合
車道外側線とは、歩道がある時に車道の左側にある白い線のことをいいます。
車道外側線がある場合も、この線はないとみなします。
車道外側線がない場合と同じように車道の左側に沿うようにして駐車するということです。
ちなみに余談ですが、二段階の路上教習に入ると、教習指導員の方がこの車道外側線を指差して「この線のことを何といいますか?」という質問をされると思います。
そのとき私は、自信満々に「路側帯です!( -`ω-)どや!」という感じで言ってしまいました。
「車道外側線ですね」と澄んだ顔で教習指導員の方に訂正された時の私はまさに
(΄◉◞౪◟◉`)←この顔
でした。
その時の恥ずかしさは、たまったもんじゃないので皆さんは気をつけてください。
路側帯がある道路
路側帯がある道路の場合、次の2つの状況で駐車方法が変わります。
- 路側帯の幅が0.75メートル以下の場合
- 路側帯の幅が0.75メートルをこえる場合
路側帯の幅が0.75メートル以下の場合
路側帯の幅が0.75メートル以下の道路では、車道の左側に沿って駐車します。
路側帯は車道には含まれませんので次のような感じになります。
路側帯の幅が0.75メートルをこえるの場合
路側帯の幅が0.75メートル以上の道路では、道路の左側から車の左側との間に0.75メートル以上の余地をあけて駐車します。
このとき、路側帯の中に入っても大丈夫です。
路側帯に入って大丈夫というよりは、路側帯が0.75メートル以上あるため、0.75メートルの余地をあけると路側帯の中に入ってしまうという方が自然かもしれません。
例えば、1メートルの路側帯で0.75メートル余地をあける場合
1ー0.75 = 0.25
という感じに0.25メートル路側帯の中に入ってしまいます。
そもそも、0.75メートル以上あける目的は歩行者が通りやすくするためです。
よって、歩行者の進路を妨害しないため、路側帯の中に入って良いのだと思います。
歩行者用路側帯と駐停車禁止路側帯
先ほど路側帯の幅が0.75メートルをこえる場合は路側帯の中に入っていいと書きました。
しかし、次の2つの路側帯の内側には入れません。
- 歩行者用路側帯
- 駐停車禁止路側帯
この場合は車道の左端に沿って駐車します。
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