学科試験では、標識に加えて標示の意味を問われることがあります。
そこで、学科試験に出そうな順に規制標識を5つ紹介します。
1. 規制の終わり
規制の終わりを示す標示はこんな感じ↓です。
終わりを意味しているのは「◯」に「/」を引いたような部分です。
それが転回禁止や最高時速50kmといういった規制を表す標示と組み合わされることでその規制の区間が終了することを示してます。
規制を表す部分は、「転回禁止」や「最高速度」のどちらかであることがほとんどです。
強調しておくために何度も言いたいのが、この表示は規制が終了することを表しているということです。
そのため、この標示の先が規制されているのではありません。
学科試験では「この表示はこの先に転回が禁止されていることを示す」が合っているか間違っているかという問題(命題)が出されることがあると思うので規制の終了か開始かを覚えておく必要があります
。
2. 進路変更禁止
片側2車線以上の道路を考えてください。
上ようなオレンジ色の線があった場合、次のように進路を変えてはいけません。
しかし、次のようにオレンジのと白の線が2本引かれていた場合、白の線がある方からオレンジの線を超えて進路を変えるとができます。
赤の矢印のようには進路変更することができませんが、青の止印のようには進路変更することができます。
追越しのための右側部分はみ出し通行禁止
オレンジの線という点では進路変更禁止の標示と似ています。
しかし、今度は片側1車線の道路を考えてください。
このオレンジの中央線がある時は、追い越しをするために中央線をはみ出すことができません。
次のように、白の波線と一緒にあった場合、オレンジの線側の道路では追い越しのための右側部分はみ出しができませんが、白の波線側では追い越しのための右側部分はみ出しが可能です。
3. 駐車禁止
駐停車禁止のと間違えやすい規制標示です。
オレンジの部分が波線であれば、駐車禁止で実線であれば駐停車禁止です。
4. 安全地帯
安全地帯は路上電車に乗り降りする人の安全を確保するために道路上の交通を規制している場所のことです。
車両は安全地帯にはどのような理由があっても進入してはいけません。
よくある問題には「危険を避けるためにやむを得ない場合は、安全地帯に進入してよい」というようなことが合っているか間違っているかというような聞かれ方をされます。
この答えは「間違っている」です。
どのような理由があっても進入してはいけないため、「危険を避けるためにやむを得ない場合は」という前提条件があったとしても、安全地帯には進入してはいけないこととなっています。
例外はないということです。
5. 駐停車禁止路側帯
駐停車禁止路側帯とは次のような路側帯のことをいいます。
この路側帯内では車が駐車や停車することが禁止されています。
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